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LAN構築・その他

イーサネット

 10BaseT、10Base2などがあり、現在、広く使われているのは、10BaseTです。
 10Baseとは、秒間10Mbitの速度であることをあらわしています。 しかし,パケット(ひとまとまりのデータ)間の衝突を前提としてトラフィックを制御する仕組み(CSMA/CD)を使っているため、実際には6Mbps程度でピークを迎えてしまうようです。

10BaseT

 スター型接続です。 Tの部分は、ツイストペア線(より対線)を使っていることをあらわしています。 RJ-45という電話のモジュラージャックに似たコネクタを使います。 HUBのランプにより、どの線が悪いかがわかりやすくなっています。2台の時はHUBがなくてもクロスケーブルにより接続が出来ます。


HUBの10BaseTのコネクタ

10BaseTのケーブル

10BaseTのHUBについている、ポートの接続/正常動作を示すランプ. 数字はポート番号

10Base2

 バス型接続が可能です。ケーブルは同軸ケーブルを使います。終端抵抗(ターミネーター)をつけないと動作が保証されません。 2は、最大全長が200mであることをあらわしています。 イーサネットの中では最も安価に構築できますが、断線すると、全体が障害となるという欠点を持ちます。


10Base2のBNCコネクタ(丸いコネクタ)

10Base2のケーブル

10Base2のターミネータ

10Base2の接続例

CSMA/CD

 Ethernetなどで使用されています。しくみは、
 ・LAN上に情報が流れていないかを調べる。
 ・情報が流れていなければ、直ちに送信を開始する。
 ・情報が流れていれば、一定時間待機する(この時間はランダム)。
 ・複数の端末装置が同時に情報を送信すると、バス上で衝突が起きる。衝突が起きたら、一定時間(ランダム)まった後再送信する。
と、なっています。

接続形態

スター型接続

 ハブなどを中心にそこから、コンピュータ一台一台につなげる接続方法です。

バス型接続

 一本のケーブルから、枝分かれしたケーブルをそれぞれのコンピュータにつなげる接続方法です。

ネットワーク機器

ゲートウェイ

 WANとLANを接続する場合など、応用層から物理層までのアーキテクチャが異なるネットワークを相互接続ます。

ルータ

 物理層とデータリンク層が異なるLANを相互接続ます。

ブリッジ

 物理層だけが異なるLANを相互接続します。

リピータ

 物理層同士を接続して、データの整形、増幅、中継を行います。接続されたLAN同士は1つのLANとみなせます。

スタッカブルハブ

 ハブを専用ケーブルによって接続することにより、1台のハブとして機能しながらもポート数を徐々に増やしていくことができます。

カスケード接続

 ハブ間をカスケードポートに通常のケーブル、または通常のポートにクロスケーブルで階層的に接続します。 IEEE802.3規格上で4段までということになりますので、この条件を満たした接続を行うようにしましょう。

OSI基本参照モデル

 ISOが定めた7つの層からなるrネットワーク層モデルです。各層はネットワークの機能を定義しています。

第7層アプリケーション層 プログラムの実行に必要なファイル転送、メッセージ通信、データベースに対するアクセスなどの機能を規定します。
第6層プレゼンテーション層 情報表現形式の制御として、
   ・アプリケーション層の表現形式と伝送上の表現形式の変換
   ・情報の圧縮・暗号化や解読
  などを行います。
第5層セッション層 通信の開始・終了や送信権の制御を行います。
第4層トランスポート層 最終的な通信主体間でのみ意味を持つデータ通信サービス機能を提供します。
第3層ネットワーク層 末端の端末やコンピュータとの間で、通信経路の選択や確定を行い、データ伝送を行うための通信制御を行います。
第2層データリンク層 隣接する中継ノード間で通信経路の選択、中継方式誤り制御などの通信制御を行う。HDLC、LANの使用に関する規定です。
第1層物理層 通信回線とのインターフェイスやモデムとのインターフェイスなどに関するプロトコル、コネクタの形状、ピンの配置、電気信号のレベルなどを規定します。

 OSI基本参照モデルにおける、インターネットの例です。

第7層
第6層
第5層
アプリケーション層
プレゼンテーション層
セッション層
HTTP、FTP、telnetなど。
第4層トランスポート層 TCP、UDP。
第3層ネットワーク層 IPなど。
第2層データリンク層 MACアドレスなど。
第1層物理層 Ethernet、RS232Cなど。


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